アルトラ(VIVE Ultimate Tracker)の鬼門、トラッキングマップ作成のやり方とコツ、その他細かい設定など

どうも、アルトラを1週間ほど使ってある程度使い方や癖なども理解してきて、普段使いに溶け込んできた頃のえぞっちです!

先日2024/5/29日にアルトラを使うのに必要なソフトのVIVE Streaming Hubにver1.6.6のアップデートが来まして、アップデートしていざVRChatに行こう!…..

としたら、トラッキングマップ(お部屋を読み込ませるやつ)が初期化されてまして、ゲンナリ…
そんなえぞっちですが、今回はXやいろいろな場所でトラッキングマップの読み込みが上手く出来なくて使えない!
とか、そもそもアルトラの情報がかなり少なく、日本語での情報も全然無いのでこれは同じく困ってる人多いんじゃないかな?

と思い本記事を作成いたしました!
では早速本編行きましょう!!

トラッキングマップを上手に読み込ませるコツ

アルトラ導入でまず躓くのがこの「Tracking map setup」の項目
軽く調べた限りだとXや海外掲示板などでも「設定が上手く出来ない」「何度もやり直しをさせられる」などの情報が多く見られ、えぞっち本人も2度ほど生成に失敗して、その際に攻略したコツを見つけましたので早速書いていきます!

暗い部屋・無地の壁・何もない場所・反射するものはNG!!!

どうやら、上記の状況があると上手くセットアップが出来ない、もしくは設定を失敗するケースが多いようです。

もちろん解決法もありますので、それをもう早速書いていきます!
「暗い部屋対策」
・部屋は極力明るくしてください、PCデスクの下などは暗くなりがちで危険なので
 間接照明や、LEDテープを貼るなどして極力暗い場所をなくしてください!

「無地の壁対策」
・壁にポスターなど色鮮やかでコントラストがハッキリしているものを貼る

「なにもない場所対策」
・なんでもいいので、動くときにぶつかったり邪魔にならないようなものを置いてください。

「反射するもの対策」
・お部屋に姿鏡など鏡がある場合はタオルなどで覆って隠してください!
・最近多い、PC本体側面のガラスパネルなども意外とNG判定食らうことがあるので、
 可能であれば隠したほうがいいです….
・鏡までの反射がなくても、軽い反射でも結構だめなケースが多いです、えぞっちの部屋の場合
 パネルヒーターの反射ですらNGだったので毛布をかけて対策しました。

と、こう書いてみても条件が結構厳しいですね!

特に攻略が難しかったのは無地の壁対策でした。

えぞっち部屋の写真なのですが、こんな感じの無地の状態だとかなりの確率で設定が上手く出来ません。
ですので、えぞっちは….

大好きなFF14のポスターを貼って対策しました!
色もビビットですし、コントラストがハッキリしているので、しっかりと認識してくれるようになりました!

壁にポスターを両面テープなどで貼ることに抵抗がある方は100均などに、剥がすときに壁紙が剥がれない様な粘着力が弱めのものなどもあるので、是非導入を検討してみてください!(ポスターの効果は結構ありますっ)

次はトラッカーでお部屋を読み込ませる時のコツもあるのでそちらを記載していきます!

トラッカー出来るだけをゆっくり動かすのがコツ

4方向で上下左右….終わったらまた立ち上がってまた同じ動作…..

分かります!正直言って面倒です!!!!

でも、早く作業を終わらせようとしてトラッカーをサッサッと動かしてトラッキングマップを作ると、やり直しになる確率が上がるので、ココは我慢して丁寧に作業していきましょう!

実際サッサッと動かしてもソフト上の表記ではOKってなるんですが、中身のファイル(トラッキングのクオリティの値が見れるファイルがある)が結構低い値になっているケースが多かったです。

イメージとしては、一方向10秒くらいかけてゆーっくり動かしてください、例えば上方向のトラッキングをする時は、上を向くのに5秒ゆっくりと、元の位置に戻すのに5秒かけてゆっくりと。

こうすると、アルトラのカメラが部屋の構造をしっかり認識してくれて、失敗する確率が格段に下がります。

トラッキングのマップで高品質なものが出来ればトラッキングが切れる事も減るので、辛抱強く作業する必要がありますので頑張りましょう!

その他設定やコツなど

設定項目を見ていたら「ん?」となった項目があったのでコチラもご紹介しておきます。

電源周波数

電源周波数という、東日本・西日本で値が違うっていうのは聞いた事があるのですが、どうやら電源周りの電波の干渉も受けやすいらしく、「50Hz」「60Hz」の2択の設定がありました。

エネチェンジ様より画像を引用させていただきました

えぞっちは気が付かず60Hzで普通に使えていたのですが、一応設定にあったので50Hzにしておきました。
もしかすると電源周りの干渉でトラッキング精度に影響が無いとも言い切れないので、お住みの地域の周波数をあわせておくことをおすすめしますっ!

SteamVR起動したらトラッカーが変な位置にいるんだけど!?

SteamVRを起動する度にキャリブレーションする必要があります。
(8の字にクルクル回すやつ)

SteamVRを起動したときに手前に色々と、タブがあると思うのですが、その中の

「VIVE Space Calibration」というのをここから起動して、画面の指示に従って8の字にクルクルまわすとキャリブレーションが完了して、ちゃんとした位置に来てくれます。

回すのは1つで大丈夫で、2個目や3個目は電源をつけるだけでちゃんとした位置に来てくれます。

トラッキングが飛んでから戻らない!!!

ベースステーションを用いたトラッキング方式だと、赤外線が再度当たって位置が分かればすぐに復帰するのですが、アルトラはちょーっと復帰に一手間かかります。

トラッキングが飛んだら、一旦ベルトなどの固定具から外し、胸元にトラッカーを持っていってください、大抵はこれでトラッキングが再開されますが、それでもだめな場合はトラッカー自体を再起動、もしくはSteamVR等々を再起動するしか現状対策がありません….

まとめ

まだ若干の不安定さが残るアルトラですが、購入して1週間ほど使ってみましたが、そのトラッキング精度の高さとベースステーションが不要という点が、控えめに言って最高です。

普段はVRで軽いダンスをしたり、写真撮影でポージングなどの用途で使用していますが、十分すぎるほど動いてくれますし、買って正解だったと個人的には感じています。

ではでは、今回の記事はここらへんで、またアルトラの情報や何か気がついたことがあったら記事にしていきますので是非見に来ていただけますと嬉しいですっ!

また、1週間ほど使ってみて気がついた事や感想などをまた別記事で紹介してみようと思いますのでぜひそちらも見ていただけると嬉しいですっ!