【MetaQuest高音質化】超小型でVRに最適すぎるGRAPHT MINI DACを試したら快適過ぎた【簡易レビュー】

どうも、地味にオーディオ機器やヘッドホン・イヤホンが好きなえぞっちです。

今回はぶらっと立ち寄ったお店で今回の製品を見つけて閃きまして、
「確かMetaQuest3って充電するUSC-Cから音声出力も出るよな…まさか…っ!」

と言うわけで、今回はMetaQuest3にDAC(簡単に言うと音を良くしたり調整する物)という機械を繋いで高音質化してみようではないか!!!!

と言う記事になります!

結論を先に書くと…

MetaQuest3で動作可能
少しでも音を良くしたいなら導入の価値あり

ただ、快適性を求めると別途必要な物が出てくるので、それも踏まえて今回簡易的ではありますが製品を紹介してみたいと思います。

※本記事は自費での購入のためPRなどの要素は含みません。

GRAPHT MINI DAC for GAMINGの概要

内容物一覧

オーディオ機器って言うと小難しいスペックとかが色々あるのですが、今回は私的にザックリと伝わりやすく、理解しやすくかみ砕いて紹介しますねっ!

本当に難しい情報は省略しているので、気になる方はGoogleで検索していただけると助かります。

製品名称GRAPHT MINI DAC for GAMING(選択可能なイコライザー3つ搭載)
発売日2025年 3月 21日(調べてみたらかなり新しい製品だった)
価格(税込み)5.500円
入力端子(機械に繋げる方):USB Type-C
出力端子(イヤホンなどを繋げる方):3.5mmジャック
本体重量2.5g(軽っ!?!!?)

内容物は説明書・延長ケーブル・TypeCをAに変換するアダプター・本体と、必要十分で、様々な機器と接続できるようにTypeAに変換する物も付いてて凄く良いと思います。

上記の内容で特出すべき点は「価格の安さ」「本体サイズ・重量」だと思います。

手の大きさは個人差がありますが、私の指で第一関節と指先ぐらいの超小型
店頭で見たときに小さすぎてビックリしました。

そして価格の安さですが、価格が5.500円とかなーりお手頃価格
私も店頭(TSUKUMOさん)で同価格で買えました。

オーディオ機器って機械の値段を見るとほぼ青天井で際限のない世界なのですが、
この製品はその中でも相当安い製品だと感じました。

気になる音質と使用感について

本当に小さい

音質は本当に好みや感じ方に個人差があるのですが、
えぞっちが感じた音質を記載していきますね!

イコライザーという、音を強調したり逆に抑える機能が3つ搭載なので、それぞれの設定毎に記載していきたいと思います。
またEQを使わないノーマルのモードもあるので、そちらも合わせ4パターンを聞いていきます!

接続機器はスマートフォン、視聴用のイヤホンは「水月雨 Kadenz」という中高音が煌びやかに聞こえ、トータルバランスが良いイヤホンで聴いてみました。

イコライザーなどは黄緑色の部分をグッと押すとLEDが光って設定が変わります
接続した時はイコライザーがかかっていないノーマル状態の設定になっています。

GRAPHT MINI DAC for GAMING 音質レビュー(長いです)

曲はジャンルを絞らず幅広く聞いていきます。

やや長くなりますので、
普段使いやVR用途の方「ノーマルモード」「RHYTHMモード」をご覧ください。
FPS用途の方は「ノーマルモード」「FPS LIGHT」と「FPS HEAVY」をご覧ください。
音ゲーマーの方は「ノーマルモード」「RHYTHMモード」をご覧ください!

またゲーミング製品なので、FPS特化のイコライザーもあるのですが、今回は疑似的にYouTubeでゲームの動画を再生して聞いてみました。

※余り音の分析をしたことが無いので、その道の方からすると見苦しいかもしれないですが、
温かい目で見ていただけると助かります。

ノーマルモード

音量:★★★★☆
スマホのボリュームを上げすぎなくても十分な音量が出ています。
高音:★★★★☆
電子音やドラムのハイハットの音もシャンシャン聞こえて楽しいですね!
中音:★★★★☆
こちらもノリノリで音が出てきました、打ち込みのメロディーラインがバッチリ分かります。
低音:★★★★☆
結構ノーマルでも図太い低音がドンッと出てきています、でも全体のバランスは崩さない程度でGood
ボーカルの聞こえ具合★★★★★
結構この製品の特徴的だなと感じたのがボーカル、歌手の聞こえ方が前に出てきていて聞き取りやすいです、しっかり聞こえるのでボイスチャットで友人の声を逃すことはほぼ無いでしょう。
ゲーミング用途:★★☆☆☆
しっかりゲームで足音を聞くというより、ボイスチャットやゲーム音、音楽などをトータルで癖無く鳴らすモードで普段使いモードだと感じました。
VR用途:★★★★★
この製品を使うならとりあえずこのモードでOKかも。
音楽イベントやBGMを楽しむならRHYTHMモードでも楽しいかもっ!

全体的な感想:小さいから音の出力も小さいのかなーっと思って音量を結構上げると爆音でびっくりしました…
総じて癖の少ない音の傾向で、オールマイティーになんでもいい音で鳴らしてくれます。
とりあえずこのモードにしておけばOK! そんな感じの設定でした。

FPS LIGHT(イヤホン向けFPSモード)

音量★★★★★
十分な音量です、FPS LIGHTは足音の様な高めの音が聞こえやすく、しっかりと足音が強調されて聞こえます。
高音:★★★☆☆
ゲーム用設定なので音楽を鳴らすのは苦手ですね、かなりシャリシャリとした聞こえ方で、ノーマルの様な気持ちの良い聞こえ方ではなく、明らかに索敵を目的とした聞こえ方。
中音:★★☆☆☆
かなり音が引っ込んでいて、抑えられています、ゲームの足音特化なので仕方が無い部分かも。
低音:★☆☆☆☆
スカスカで寂しいです、FPS特化設定なので気にしない!
ボーカルの聞こえ具合:★★★★☆
声の高さ次第ではありますが、意外と聞こえてきました、ボイスチャットをしながらFPSゲームでも問題なさそうな聞こえ具合。
ゲーミング用途★★★★★
Gamingを歌っているだけあって、R6S(レインボーシックス シージ)の足音動画は位置がバッチリ分かる位聞こえて少しびっくりしました。
VR用途:★★☆☆☆
色々な音が聞こえるVRではノーマルモードの方が良さそう、この設定はFPSゲーム用の設定なので、オススメはしにくい。

全体的な感想:足音の聞こえ方はピカイチ!音の聞こえる方向は前後より上下が聞きやすい印象(イヤホンなどによっては変わるかもっ!)、ただ結構高音や足音当たりの音が強調されているので、ずーっと聞いていると疲れてきますがゲームでは有利に立ち回れると思います。

FPS HEAVY(本来はヘッドセット向けFPSモード)

音量:★★★★★
FPS LIGHTと余り変化を感じず。
高音:★★★☆☆
FPS LIGHTと大きくは変わらないですが、ややシャリッとした音が気持ちマイルドになった感覚がありました。
中音:★★★☆☆
意外とHEAVYだと高音に同じくマイルドになって少しだけ聞こえやすく感じました。
低音:★★☆☆☆
ややLIGHTよりはスカッとした感じは減りました、FPS用途だと低い音の銃声とかが余り強調されても聞こえにくいので、FPS用途に特化された設定だと感じます。
ボーカルの聞こえ具合:★★★★☆
LIGHTとの大きな差は感じませんでした、会話に必要十分な聞こえ方でゲーム中も問題ないでしょう。
ゲーミング用途★★★★★
LIGHTでは上下の聞こえ方がハッキリとしましたが、HEAVYは前後の足音が聞こえやすく、こっちのイコライザーの方が平面で戦うことが多いFPSでは良いと感じました。
VR用途:★★★☆☆
上記にも記載したとおり、前と後ろの距離感が分かるのでVRでの使用も可能だと思います。
しかしこちらもFPS向けモードなので音楽が流れたり、効果音などが多いVRではノーマル or 後述のRHYTHMがオススメです。

全体的な感想:ヘッドセットを持っていないので、実際に想定されている環境とはやや違う物の、音の聞こえ方の傾向がLIGHTより少しシャリッした感じが減った印象を受けました。
LIGHTよりも前と後ろの足音が聞こえやすかったので、FPS用途ならLIGHTかHEAVYをお好み次第で使い分け! といった感じです!

RHYTHM(音楽やBGM特化)

音量:★★★★★
いずれのイコライザーも音量に変わりはなさそうですね、ノーマルよりはいずれも大きい印象。
高音:★★★★★
ノーマルよりもシャープな絞まりのある音が気持ちいいですね!
中音:★★★★☆
高音と低音が強調される、いわゆるドンシャリなのでやや控えめに感じたが、必要十分な音は出ていて満足!
低音:★★★★★
かなりドンッ!!とパワーのある低音が響きます、EDMやクラブミュージック、ロックなどを聴くと自然と頭でリズムを取っていましたw
ボーカルの聞こえ具合:★★★☆☆
ノーマルよりは他の音が強調されていて若干埋もれています、歌詞が少ない電子音のクラブミュージックや音ゲーの曲が主役のイコライザーだと感じました。
ゲーミング用途:★★☆☆☆~★★★★★
ちょっとバラツキのある評価になりますが、
FPS用途であれば、足音が聞きにくいのでFPS LIGHTかFPS HEAVYに軍配が上がります、
音楽ゲームの用途であれば、かなりベストマッチな設定ですね!
ドンっと鳴って高音もパキッとしたメリハリのある音で気持ちよくノレます。
VR用途:★★★★☆~★★★★★
VRでは音楽を聴いたりする機会がおおいので、プレイするVRタイトル次第でやや評価は変わります。
VRchatとかのDJイベントとかは最高にノリノリになれる設定だと感じました!(実際行ってみて体験してみたいw)

全体的な感想:世間一般で言われるドンシャリ傾向のイコライザー設定だと感じました!
万人受けしやすい音の傾向で、とりあえずFPSゲーム以外ならノーマルかRHYTHMにしておけば楽しく音楽を楽しめると思います、音楽ゲームの様なノーツを指で弾いた時の効果音と、音楽のドンッと出る低音で絶対楽しいだろうなーっと思いました!!

っと…実際に音楽や動画を聴きながら描いてみたら結構長くなってしまった….

ただ、いずれも適切なイコライザーで使用すれば十分な音質を確保でき、楽しめる設定が内蔵されているなーっといった感じですねっ!

MetaQuest3で使うには?

差して直ぐ使えるので簡単

MetaQuest3の左側にあるType-Cポートに差すとそのまま通電して、イヤホンを繋げれば音が直ぐ出ます!
特段必要な設定や導入は無く、差してすぐ使えるのは簡単で嬉しいですね。
必要に応じて音量をQuest3で上げ下げすればイヤホンから出る音も変わります。

ただ、これの欠点が…

充電しながら接続出来ないじゃん!!!

という部分なのですが、冒頭に軽く書いていた
「快適性を求めると別途必要な物が出てくる」
というのがここに当たります。

追加費用は必要になりますが、下記の様に接続して給電しながら使うことも可能です!

ハブを噛ませても認識します

別途Type-Cポートをハブで増やす方法でも動作の確認がとれました!
Type-Cじゃなくても、付属品のUSB Type-Aに変換しても動作しますので、
何かしらの追加パーツで接続する機器を増やすことが出来ればOKです。

ただ注意点もあって、ハブなどの製品の相性なのか給電量の問題なのか、
長時間プレイしているとQuest3から「給電量が足りてませんよ!」と警告がちょこちょこ出てくるので、執筆段階で出ない製品を探したり、対策を模索しています….

まとめ

思いつきで色々やってみましたが、MetaQuest3でまさか音質向上のDACを繋げて使えるとは思ってなかったのでビックリしました!

イヤホンの音の特性にもよりますが、MetaQuest3のイヤホンジャックだとホワイトノイズの様な音が聞こえる物もあるのですが、この製品を噛ませるか、Type-Cから音声と取るとノイズが実は乗らないんですよねっ!

5.500円で手間はかかるものの、いい音でVRが出来てかなり快適ですっ!
軽さと小ささが相まって、後付のハブを除けばほぼ重量は増えないのもGood

しかし充電しながらとなると追加のハブが必要になったり、MetaQuest3の見た目が余り宜しくない点だけはご愛敬を…

さて、本日は少し長めの記事になりましたが、参考になれば幸いです。
いやー、思いつきでパッやったけど成功して良かった…(動かないケースも想像してたw)

では、失礼します!