どうも、毎日VRで遊んでいると細かいことも気になって来ることがありますよね。
今回は「HMDを頭につけながらヘッドホンって….よく考えたら重すぎない?」
ダンスとかしたら結構ズレるし、長時間つけてると側圧で結構頭が痛くなったり….
と思ったので、軽いイヤホンでいい製品が無いかな~っと探していたら、
VR・ASMR向けイヤホンの「Final E500」というイヤホンが結構いろいろな記事で評判が良かったので、早速買いに走りました!
※えぞっちはある程度音響機器は揃っていますが、素人であることには変わりないので、そちらをご留意の上見ていただけるとありがたいです。
目次
「Final E500」について
実はえぞっち、この「Final」というメーカーさんのイヤホンを2つ過去に所持していて、
A4000とA5000というそこそこのお値段の製品を使っていました。
しかし、今回のFinal E500、お値段が….
中古品で1990円!?(ネットで調べたら新品と値段ほぼ同じだった)
だけど、この価格帯のイヤホン使ったことが無い故に、「このイヤホン音大丈夫なのか…」
とこころなしか不安になるえぞっち。
しかし、中古でしたが付属の品は全部揃ってたり、状態もかなり良好な感じですね、
若干端子部分に使用したスレがありますがほぼ使われてなかったみたいですね。
箱は……ぺたんこでボロボロでしたw
今回使用していく環境
Quest3のタイプC端子から、以前「外部マイクが使えるぞ!」の記事で紹介した、
充電端子と3.5mmに分岐させるケーブルを使用して試していきます。
今使っているヘッドセットは、EPOS H6 Proで重量は322gとやはり重たい感じですね。
音はスッキリしていて、いい意味で癖が無く音楽やゲームを長時間やるには聞き疲れしない音で、ゲーミング系のヘッドセットの中では良い音の製品だと思います。ちなみにツクモのジャンクコーナーに1000円で置いてヤツだけどちゃんと動いてる
E500を付けてみると結構スマートな印象に、ケーブルは若干太いですが柔らかいので取り回しはとてもしやすいです。
YouTubeVRで音楽視聴、音質は普通…しかし特化部分がヤバい
まず音響機器と言ったら音質ですよねっ!
音楽は幅広く、EDM・アニソン・JPOPなど色々好きな曲を聞いてみました。
えぞっち的に、Final E500を5段階評価で各音域をまとめると
(音楽鑑賞としての評価)
高音域:★★☆☆☆
中音域:★★★☆☆
低音域:★★★★☆
といった印象を受けました。
まず、音質としての評価は同価格帯のイヤホンより良い音だとは感じました、それでもやはり値段相応といった言葉が出てきてしまいます。
(メーカー名は伏せますが部屋に似た価格帯のものがありました)
高音域はこもり気味ですが、中音域と低音域がイヤホンの特性なのか、かなりダイレクトかつボリューミーに耳に届きます。
音の分離感はあまり聞き分けがしにくく、音はまとまって聞こえてくる印象で、楽器など輪郭を聞き分けるのは難しかったです。
まとまった音が聞こえてくる音声は苦手なのかもしれません。
しかし、このイヤホンの謳い文句は「VRやASMR特化」という部分、
えぞっちはASMRは苦手なのですが、頑張って聞いてみました!
主に聞いたのは、ASMR・VRChatでのpublicで雑談・動画での雑談配信のアーカイブなどを聞いてみました。
音楽ではないので音域の評価というよりか、特徴的だと感じた部分を評価してみます。
(実際の使用を想定した評価)
ASMR:★★★★★
VRChat:★★★★★
人の声の聞こえ方:★★★★★
全部満点とか嘘でしょw と思われるかもしれませんが、これが正直な評価です。
先ほどとは打って変わって、本性を表してきました。
まずASMR(バイノーラル音声)は、物凄いリアリティで、耳奥がゾゾゾっとする感覚、
ヘッドホンや他のイヤホンで試しにASMRを聞いてみましたが、なんだかちょっと音が遠く感じ、このFinal E500はもう耳の中で音が鳴ってるんじゃないかってくらい音が近く感じました。
実際にVRChatでpublicで軽く見知らぬ人と雑談してみましたが、人の声がよく聞こえますね、アバター同士の距離感での声の減衰もかなり感じられ、「あっ、眼の前で話してる」「少し遠くで別の話?してるかな?」という、音楽では埋もれていた「声」の部分がとても聞きやすく、特化してるって言うのは伊達じゃないなと感じました。
また上記と似た内容にはなりますが、やはり声の聞こえ方は素晴らしく、音楽などの色々な音が混ざった音源は苦手な傾向に感じましたが、単体の音に関してはこのイヤホンの本領発揮される部分だと感じました。
装着感ヨシ・遮音性ヨシ・付属のイヤーピースの品質ヨシ!
そしてつけ心地もFinalは純正のイヤーピースの品質がとても高いので、違和感なく快適、
重さもヘッドセットから比べればほぼ感じず、耳に差し込むので動いてもズレる事はもちろんありませんし、側圧も無いので痛くなる事はありませんでした。
遮音性はイヤーピースによって変わるのですが、完全に遮音されるわけでは無く、話しかけられれば少し聞こえる程度ですが、しっかりとした没入感を味わえました。
さて、ここまでべた褒めでしたが、ちょっと惜しい!残念!と感じた部分もあるので、
そちらも記載していきます!
Final E500の弱点と感じた部分
耳から若干飛びでるので、VR睡眠で横を向くと刺さる!
実際に装着した状態で布団で横になってみたら、耳にずんっと刺さるといいますか、飛び出てる部分が押されて耳に押し付けられる形になってちょっと痛かったです。
上を向いている分には快適だったので、布団で横になりながらYouTubeを見たりなどには良さそうです。
(ぶっちゃけ寝落ちしたら気にならないかも….?)
ケーブルのタッチノイズが大きめ
イヤホンを付けている時に、少し垂れている部分が服などに当たったときの振動が耳に聞こえてくる(ポツっとかカサっというノイズ)音は結構大きいイヤホンかなとは感じました。
ただ、シュア掛けと言われる、線を耳の裏にかけてイヤホンを耳につける事で軽減はできたので、対策は十分できそうです。
普段使いの音楽鑑賞は…ちょっと辛い(えぞっち的には)
イヤホンとしては、2000円程度の金額の割にはかなり音質は良いイヤホンだとは感じました。
ただ、それでも価格相応という言葉とそもそも音楽が苦手な傾向があるので、VRや軽いYouTube鑑賞などでは十分ですが、普段から常用できるかと言われると「他にもっと音楽向けのイヤホンはあるよね」という回答になります。
まとめ
最終的に買いなのか?微妙なのか?と聞かれると、VRやASMR用として使うのであれば、値段もお手頃ですし、「買い」のイヤホンです。
ただ、普段常用で音楽聞く用だとか、しっかりと聞き入る用としての購入は「オススメはしない」という結論になります。
ただ、ぶっちゃけますがASMRを聞いたときは音の近さ・単一の音への再生能力に驚かされましたし、VRChatでもアバター同士の距離感まで感じられて、2000円台のイヤホンとは思えない音に脱帽してます。
これはもっと早くに気がついて買っておきたかったと思える製品で、同時にVRChatやASMRなどの用途でイヤホンを探している方にはまず第一にオススメするくらい特化されてる部分は強いイヤホンでしたね~!
では、本日はここらで失礼します、なんだかエセ評論家みたいな感じになっちゃいましたが、
感じたことをそのまま書いたので、正直なレビュー記事です!!!